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【食料品提供会】応援者インタビュー ボランティアスタッフ



食料品提供会でお渡しする野菜やお米などの食料品。

当日の朝から袋詰め作業をするボランティアスタッフのみなさんがいます。

提供会の始まりからまもなく4年目を迎えるこのボランティア活動。

作業の様子を取材し、みなさんにお話を聞いてみました。


できることを恩返ししていきたい

毎月第3土曜、食料品提供会当日の朝9時。

時津支部地域カフェときに「おはようございまーす」と賑やかに人が集まってきます。

提供品を袋詰めしてくださるボランティアスタッフの皆さんです。

毎月12~15人、40代~70代のボランティアが長崎市、長与町、時津町から参加しています。

もっとも多い年代は70代。働いていたり、子育てが終了していたり、孫が成人されている方まで、多くのボランティアスタッフによって提供品の準備が行われています。



提供品の準備内容は、野菜の袋詰めや食料品・お米の袋詰めなど。

お米を2kgずつ小分けにする、たまごをケースに詰めるといった作業もお願いしています。

今月の提供内容や配布個数について打合せを行い、作業が始まります。

作業のポイントをお伺いすると、野菜袋詰めのみなさんが口をそろえて言うのは「持ちやすいように工夫しています」とのことです。

重たい野菜は下に、柔らかい野菜は上にして、野菜が傷つかないように、持って帰りやすいようにと工夫されています。

野菜ごとに役割分担を行い、部屋中に並んだ野菜が次々と袋詰めされていきます。



食料品・お米の袋詰めでは、配布個数を間違えないこと、正確にお米を量ることを気を付けているそうです。

取材当日の配布世帯は69世帯。準備数は多いですが、作業中の雰囲気は和やかです。

みなさん明るくお話しながらも、手は素早く動き、まったく止まりません。



作業の写真からも笑顔と楽しげな雰囲気が伝わります。

そんな明るいボランティアスタッフのみなさんに、提供品について、ボランティアをしようと思った理由、保護者の方へ伝えたいことをお聞きました。


 

インタビュー①

毎回、提供品がたくさんで袋が重そうだと思っています。でも、これだけの量があったら家計は大いに助かるだろうと思います。

ボランティアはこれまでの恩返しだと思って参加しています。これまで私も周りに助けられて、子供を育てて、今日まで来ているから。今度は私の番だと思って、自分が出来ることをして周りを手助けしてあげたいし、恩を返していきたいと思って参加しています。

保護者の方に伝えたいことは「がんばって」!

食べ盛りの子どもがいると家計は大変ですし、提供品を上手に利用して、頑張って子供を育ててほしいと思います。



インタビュー②

提供品については、これだけの食材があったら助かるだろうなと思います。私は野菜の袋詰めをしているので、野菜は綺麗で旬のものが多いなと毎回思っています。

ボランティアは誘われたことがきっかけです。今までこういったことは参加したことがなくて、誘われてどうしようかと思いながらも参加してみました。今は他のボランティアの方といろいろとお話することもあり、月に1度、楽しく参加しています。

保護者にメッセージかは分かりませんが、私は子どもの笑顔が見れたらいいのかなと思います。

12月にサンタさんからのプレゼントをもらった子どもたちのお礼のメッセージや写真を見ました。プレゼントをもらって嬉しかった気持ちが伝わって、涙がじわっと出そうな、優しい気持ちになりました。

私は子どもが1人いますが、やっぱり笑顔でいてほしい、笑顔をみたいと思っていたなと思い出しました。




インタビュー③

提供品の量がたくさんですごいですよね。野菜にお米にとたくさんあるので、いろんな料理を作って食べられると思います。

ボランティアには下村先生(地域カフェとき責任者)の縁で参加しています。

どうして参加しようと思ったかと考えると、私の気持ちのおおもとは「人が好きだから」。

人が好きだからこそ、悲しんでいたり、悩んでいたりするより、みんながにこにこしていてほしいと思っています。

袋詰めのボランティアは、直接みなさんとの関わりはないですが、私たちが袋詰めした食材を受け取ったお母さんたち、食材で作られた料理を食べた子どもたちが笑顔になっていると思うと、間接的にでも関われていると思います。

お子さんたちには、のびのび育ってほしいと思います。たくさん食べてほしいです。

保護者の方には、もし大変だったり、苦しかったりしたら、地域カフェときに相談して発散してみてと伝えたいです。きっと力になってくれる人や話を聞いてくれる人がいると思います。



インタビュー④

提供品は1週間食べられる量を渡すことが目安と聞いています。ご家庭の子どもの人数によるのでしょうが、1週間程度は食べられる量だと思います。特に野菜の種類がたくさんあって、あれを作ろう、これを作ろうといろいろ料理が想像ができる内容でいいなと思っています。

私は社会とのつながりになると思い、ボランティアに参加しました。

もちろん、社会の役に立っているかなと思う気持ちも少しはあります。

ボランティアに来るといろんな人とお話しできますよね。地域社会や人とのつながりになっていると思いますし、私たちも楽しんでボランティアに参加しています。

保護者の方に伝えたいことは、ひとりでお仕事や家庭のことなど大変だと思いますが、お子さんが大きくなるのを楽しみにすごしてほしいです。振り返ったらあっという間に大きくなってしまうから、これからの将来を楽しみに頑張ってください。

おたがい頑張りましょうね!



インタビュー⑤

提供品は野菜のバランスがいいと思います。葉物もあるし、何にでも使えるじゃがいもなどの根菜類もあります。あとは肉や魚があったら、立派なおかずが作れそうです。

その季節の旬の野菜が入りますし、みなさん美味しく食べているのかなと思います。

ボランティアに参加するのは、動ける限りお手伝いしたいから。

私も子どもがまだ学生の時にひとり親になって、一生懸命働いて育てました。子育ても、介護も、仕事もあって大変でした。今振り返っても、よく頑張ったなと思います。

提供会はもっと小さい子どもを抱えて生活する家庭がたくさんいると思います。

どれだけ大変だったか、どれだけ保護者が一生懸命なのかが分かるから、同じように頑張る保護者を手助けしたいと思っています。

保護者の方へ、ひとり親でも子どもはちゃんと育ちます。大丈夫よ。と伝えてあげたいです。




ボランティアスタッフのみなさんは、かつての保護者や、子どもの健全な成長を願う大人たちです。

この春で4年目に入る食料品提供会事業。

ボランティアスタッフの協力なしには開催することができません。

保護者やお子さんたちへの包み込むような優しい気持ちを感じられる取材となりました。




取材・写真|NPO法人らいぶながさき



《ボランティア募集について》

提供会でお渡しする食品は、当日朝よりボランティアスタッフの方々のご協力により袋詰めされています。

参加してみたいと思われる方はぜひお問い合わせください。



開催内容のご質問は当法人まで。

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特集記事 ボランティアスタッフ
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