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執筆者の写真地域カフェとき

【食料品提供会】応援者インタビュー 吉岡青果さん


ひとり親家庭支援 食料品提供会でお渡しする野菜を毎月お願いしている吉岡青果店

きれいで新鮮な野菜は、提供会ご登録の保護者の方に大変喜ばれています。

提供会スタートから活動を支えてくださる吉岡青果さんにお話をお聞きしました。


新鮮で良い野菜をそろえています

時津町浦郷、地域カフェとき近くの時津中央市場。

青果・精肉・鮮魚など食を支える商店が並ぶ地域の台所です。

今回お話を聞いたのは、市場内に店を構える吉岡青果さん。店先から多くの野菜が並べられ、店内に一歩入ると、野菜の瑞々しい香りが出迎えてくれます。



営業は平成12年(2010年)から。

島原直送の野菜をメインに様々な種類の野菜と果物が販売されています。

「商品の新鮮さと良さには自信があります」と話すのは、今回の取材を快く受けてくださった吉岡社長です。

毎朝、島原の青果卸にて商品を自らの目で選び仕入れているそう。トラック2台に積み込み、時津まで直送して販売しています。店頭に並ぶ野菜は、葉物の葉先までピンっと元気、根菜は大きく綺麗なものが並んでおり、新鮮さを感じました。


店を利用するお客は近くに住む方が中心。配達では長与町の保育園などに野菜を届けています。時津・長与地域を支える、長く愛されてきたお店です。



取材は恥ずかしいとおっしゃいながらも、吉岡社長は野菜のことになると

「生の落花生見たことある?茹でると美味しいよ!お客さんに人気」

「このりんごは品種が珍しくてね。甘くて食感もいい」と話がはずむ気さくな方。

「先月入れたかぼちゃはよかったでしょう?(10月提供品)身が厚くて美味しかったと思うよ!」という優しい表情が印象的でした。


ぜひ写真をとお願いすると「今日は大根とキャベツがいいよ、来月以降入れますね」と笑顔で写真に写ってくださいました。今日のおすすめの野菜や食べ方の話をやりとりできるのは地元の青果店ならではの楽しみです。


食料品提供会でお渡しする野菜は、一世帯の予算をお伝えし、野菜の種類や量はお任せして準備していただいています。毎月、一世帯に提供する野菜はビニール袋いっぱいかかえるほどです。毎回の準備で気にかけていることをお聞きしました。


「まずは、旬の野菜を入れること。旬の野菜は美味しいですし、栄養もある。季節を感じて食べて欲しいと思っています。つぎに、なるべくたくさんの量になるようにすること。その時の野菜の仕入れ状況を見ながら、予算内で渡せる量が多くなるようにしています。あとは、料理に使いやすく、何食分かの食事に使える野菜にすること。例えば、キャベツなどは一玉を一食で使い切ることはないですよね。今日食べても、明日、あさってと何食にも使えます。そういった野菜を入れるようにしています。毎回準備している、じゃがいもや玉ねぎのように、元から日持ちする野菜も特に新鮮で良いものを揃えています。すぐに野菜を使えなくても、長く美味しく食べられるよう気を付けています」。


吉岡社長の気遣いや野菜を選ぶこだわりが、今回お話を聞くなかで端々に感じられました。提供品の野菜を気にかけて準備していただいている気持ちを嬉しく思います。


野菜は提供会前日に、地域カフェときに搬入され、翌日朝から、ボランティアスタッフと袋詰めをおこなっています。主婦の多いボランティアスタッフの間でも「立派な野菜ね」と、野菜の綺麗さは好評です。


また、食料品支援を行う団体の中でも野菜を提供している活動は珍しい支援活動です。

当法人事業の特徴でもあり、保護者の方から特に感謝の言葉をいただくところです。

最後に保護者の方にお伝えしたいことをお聞きしました。


「お一人でお子さんを育てるのは大変なこと。頑張っているなと思います。提供会で野菜を大切に持って帰っていると今回様子を聞いて大変嬉しいです。育ちざかり、身体を作る時期のお子さんが、野菜の美味しさを楽しんでたくさん食べられるように、私も頑張って揃えています。特に野菜の良さと新鮮さには自信があります。これからもいろんな良い野菜を準備しますので、ぜひ美味しく食べてくださいね」。


地域の関係性が小さくなった現代、家族以外の地域の方と関わる機会は少なくなりました。頑張って子育てをしているご家庭を、応援して見守っている方がいるということ。

その温かい気持ちが保護者の方に伝わってほしいと思います。


吉岡青果

長崎県西彼杵郡時津町浦郷301-8

📞095-882-8985


取材・写真|NPO法人らいぶながさき


開催内容のご質問は当法人まで。

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