令和6年4月26日(金)地域カフェときにて、元気倶楽部を開催いたしました!
「何歳からでも、背筋がピーンとかっこいい自分になれる」をテーマに、理学療法士さんと身体のことやリハビリのことについて学んでいく講座です。
今月は「家の中のバリアフリー」について勉強しました。
ご自宅のなかで、転倒やケガを予防するために気を付ける箇所はどこなのか、どういった対策を取ると安全に暮らせるのかを学びます。
参加者は、福祉用具の利用は現在必要ありませんが、事前にバリアフリーについて知り、自分で出来る準備をしておこうと集まった地域の方々です。
住宅内では以下の3か所で、転倒やケガの事故が多く発生します。
居室・寝室
階段
浴室
それぞれの箇所で、何が原因で転倒してしまうのか、どういった工夫をしてバリアフリー環境を作り出しているのかを、実際の事例写真を見ながら考えていきました。
例えば、居室ではフローリングに厚さのあるカーペットを敷いているご家庭が多くあります。そのちょっとした段差に足を取られて転倒してしまうことは、よくある原因のひとつです。カーペットのへりは養生テープなどを使い、一辺をすべてしっかり留めておくことや、こたつなどのコード類は同線上を避けるなど、ちょっとした工夫で転倒リスクは解消できます。
手すりやスロープなど福祉用具を使った住宅改修と、ちょっとした高さやつまづきやすい部分を、住宅や使う方にあわせて工夫で解消することと組み合わせて、安全に暮らせるバリアフリー環境を整えます。
居室・寝室、階段、風呂にそれぞれどのような福祉用具があるかという情報は、いざ必要となるまで知らなかった、という方がほとんどです。
今回、カタログを見ながら、福祉用具はレンタルができることや、住環境に対応できるよう様々なサイズや工夫のある商品があることを学びました。
株式会社テクノスズタ 様にご協力いただき、置き型てすりなどを複数展示いただき、どのように使うか実演、参加者のみなさんにお試しで使っていただきました。
また、自分自身や家族が工夫して整えられる住環境のポイントについての情報提供を行いました。毎日使うご自宅の工夫は、元気なうちにしておくことが肝心です。
身体の動作が不自由になってから、部屋の配置を変えたり、住環境を急いで整えたりする事例は多くあります。しかし、慣れた部屋の動線や家具配置から変わったことに、新たに慣れることが非常に大変なのだそうです。
元気なうちに対策することで、うっかりの転倒やケガのリスクを回避出来、もし身体が不自由になっても、すでに環境が整っており慣れた自宅でこれまでどおり過ごせることは、自立して暮らしていくために大きな手助けになります。
最後に、握力・椅子起立・片足立ちテストを行い、参加者のみなさんの体力・筋力を測定して講座は終了となりました。
測定した結果は、ご自身の年代の平均や前回の計測値と比べ、今の自分の体力・筋力はどの程度なのかを考えていただくために活用しています。年代の平均は、厚生労働省 介護予防マニュアル第4版 別添資料2-4 年齢別体力基準値表を参考にしています。
次回は5月24日(金)13:30~の開催です。
AIを身近に体験してみようをテーマに勉強します。
ぜひご参加ください!
お問い合わせ
NPO法人らいぶながさき
📞095-801-6670