平成29年9月21日(木)ふらっと・ほすぴす希望のひかりにてKibou-Kitchenを開催いたしました!
今回のテーマは、てまひまおかず~からだにやさしい食べ方~ 第3食「ちょっと変わった煮物」です。
早くて簡単なおかずにはまねできない
昔から愛されたちょっと手間のかかるお料理たち。
野菜たっぷりで柔らかく、栄養豊富なからだにやさしいおかず
1品目は、なすの利休煮です。
なぜ、利休とつくのでしょうか?
ご想像通り、茶人 千利休に由来します。
千利休さん、実はとってもごま好きだったそうです。
自分の食べるご飯には、よくごまを入れてほしいと言っていたそうで、
利休さんのごはん=ごまが入っている となっていったそうです。
なすの利休煮は、「ごまが入ったなすの煮物」という意味になります。
材料には、もちろんたっぷりのごまを準備しました。
では、まずはなすを素揚げするところから。
なすは油と相性がいいので、さっと揚げることでとても美味しくなります。
揚げすぎには注意!はしでつまんだ時に、端が柔らかくなっていたらもうあげて大丈夫です。
なすの皮に隠し包丁を入れるのを忘れずに。
あげることで皮の色がはっきりと鮮やかになりました。
次に、煮ていきます。
味は、お出汁に酒と薄口しょうゆ。
甘くなくすっきりした煮物に仕上げます。
なすと、ごまを入れて、さっと煮ます。
なすの利休煮の完成です。
素揚げしたあと煮ると大変そうですが、実はとってもすぐにできるお料理です。
ごまは、はるか昔は薬として食べられていたほど、良質な脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルを含む食材です。
ぜひ、いっぱい食べてください。
2品目は、かぼちゃのいとこ煮。
かぼちゃとあずきの煮物です。
いとこの由来は、諸説あるそうですが・・・?
1つ目は、かぼちゃとあずきを追々煮ていく料理だから。
追いと追い=甥と甥
甥っ子と甥っ子はいとこの関係ですね。
だからいとこ煮。ちょっとだじゃれな由来です。
2つ目は、かぼちゃとあずき、全然違う食材ですが何となく食感が似ているような・・・
どことなく似ているから、いとこの関係という意味でいとこ煮。
どちらも面白い由来ですね。
みなさん、あずきを甘いあんこやぜんざいではなく、煮物に使うということでびっくりされていました。
実は、あずきは煮物にしてもとっても美味しいのです!
あずきは、最初に茹でておきます。
小さめの粒で40分程、タイマーをかけて他の作業をしている間に茹であがります。
そして、かぼちゃを煮ていきましょう。
みりんと砂糖がしっかりとしみたらお醤油で味付けをします。
甘めの味付けをしていきます。
かぼちゃとあずきが潰れてしまわないように注意します。
かぼちゃのいとこ煮の完成です。
かぼちゃのしっかりした甘さに、あずきの香りが引き立ちます。
かぼちゃにはβ-カロテン、VC、VEが豊富に含まれており、免疫力を高めてくれる食材です。
これからの風邪の季節にぜひ。
あずきも、お菓子で食べるだけではもったいないくらい、身体にやさしい食材です。
食物繊維には、水にとけるものと、水にとけにくいものがあります。
理想のバランスは、
水にとけにくいもの:水にとけるもの=2:1
あずきは、どちらの食物繊維も含み、しかも理想的なバランスに近いのだそうです。
これは、お料理でも食べていきたいですね。
今回は、ちょっと変わった煮物というテーマで、
名前の由来も面白く、からだにもやさしい料理を勉強しました。
次回のKibou-Kitchenは、ホーム・ホスピス祭りで開催いたします!
ご好評いただいたスムージーの中から、
いちごを使ったフローズンスムージー
最近話題の、グルテンフリー
米粉を使ったたこ焼きの作り方をデモンストレーションします。
物販コーナーとのコラボですので、米粉やいちごを買ってかえることもできます。
お楽しみに!
Kibou-Kitchenでは、リピート講座も開催を受け付けております!
用事があって参加はできなかったが、学んでみたい。
一度受けたが、もう一度聞きなおしたい。
など、リピートしてほしい講座がありましたら、ぜひご連絡ください!
お問い合わせ先:ふらっと・ほすぴす希望のひかり 担当 中尾