平成29年8月24日(木)ふらっと・ほすぴす希望のひかりにてKibou-Kitchenを開催いたしました!
今回のテーマは、
てまひまおかず~からだにやさしい食べ方~ 第2食「乾物のみりょく」です。
早くて簡単なおかずにはまねできない
昔から愛されたちょっと手間のかかるお料理たち。
野菜たっぷりで柔らかく、栄養豊富なからだにやさしいおかず。
乾物を使った、おかずについて勉強しました。
1品目は、長崎県の特産ゆで干し大根です。
大根を茹でた後干した乾物です。一般的な切り干し大根より、柔らかい食感が特徴です。
関西方面では、切り干し大根
大根を切って干したもの
関東方面では凍み大根
大根を凍らせて裂いたもの
など、大根を保存食として昔から日本人は食べてきました。
近年、乾物にすることで、栄養が凝集されることが分かっています。
そのまま大根を料理して食べるよりも、多くの量が食べられるので、うまくおかずに取り入れていきましょう。
ゆで干し大根の中身は、じゃこ天、人参を入れています。
魚の練り物をあげたもの、これも長崎の特産品ですね。
他県では、お正月のかまぼこ以外はあまり練り物を食べないそうです。
ゆで干し大根にいれるときは、いわし天やじゃこ天などの練り物の香りが強いものがおすすめです。
また、練り物は塩分が高いので、食べすぎや、
料理に入れるときは味付けに気を付けることも大切なポイントです。
柔らかい食感のゆで干し大根のできあがりです。
2品目はひじきの煮物です。
定番の煮物のひじき。
実は、最近、成分表の数値に変更があったことをご存知ですか?
ひじきは鉄分が多い食べ物だと昔から言われてきました。
実は、食品成分表を作るときに、鉄鍋を使って炊いたひじきの数値を測定していたそうです。
鉄鍋から溶け出した鉄分がひじきに含まれていたので、鉄分がとても多い食べ物だ!という結果になっていたのです。
現在の鍋はほとんどがステンレス。
そのため、食品成分表には、鉄鍋のときとステンレス鍋のときの数値が載っています。
とはいえ、ひじきが鉄分を多く含む食材であることは間違いではありません!
貧血の方、特に成長期のお子さんや、女性は積極的に摂っていきたいですね。
ひじきには、鉄分のほかにも、カルシウムや食物繊維を多く含み、
腸内でビタミンB群を作る働きをしてくれます。
そんなひじきと一緒に食べてほしいのが、大豆
大豆のタンパク質は、ひじきのビタミンを作る働きを助けてくれます。
大豆も乾物です。
戻した大豆は、市販の水煮にはない、豆のいい香りがします。
ぜひこちらも挑戦してみてください。
乾物を活かして作った、今回の2品。
乾物は、冷凍しても、食感が変わったりしないところも大きな魅力です。
お弁当を作られる方は、凍ったままお弁当に入れてください。
自然解凍でも、変わらず美味しく食べられます。
また、この時期は保冷材代わりにもなりますね。
いつものおかずにうまく乾物を取り入れていきましょう。
今回は、乾物を使ったおかずを勉強しました。
次回は、てまひまおかず~からだにやさしい食べ方~
第3食「」をお届けします!
お楽しみに!
Kibou-Kitchenでは、リピート講座も開催を受け付けております!
用事があって参加はできなかったが、学んでみたい。
一度受けたが、もう一度聞きなおしたい。
など、リピートしてほしい講座がありましたら、ぜひご連絡ください!
お問い合わせ先:ふらっと・ほすぴす希望のひかり 担当 中尾