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執筆者の写真NPO法人らいぶながさき

中尾勘一郎のいのち塾 第6回を開催いたしました!

更新日:2023年2月13日



平成29年12月22日(金)「中尾勘一郎のいのち塾」を開催いたしました!

今回のテーマは、医療・介護を受ける場所 でした。


20代~80代の幅広い年代の方がご参加されました。

ご自身やご家族の療養場所について考えることは、大事なことです。

具体的に、

がんになったら

がん+認知症になったら など

病気になった時に、どこで療養できるのかを勉強しました。

私は、自宅で過ごしたいなぁ

私はホスピスがいい

私は施設に入るよ

みなさんは何となく考えている希望先はあると思います。

しかし、病気の重さ、認知症の程度で、どこで治療や療養を受けられるかは変わってきます。

認知症が強い人は、がんになっても治療が困難であること

施設に入ろうと思っても、がんがある場合断られることもあること

病気と認知症は、治療や療養を考えるときに関係性が強い、ということが分かります。

また、長崎のホスピス、在宅診療、病院の現状について勉強しました。

長崎県では、がん患者の人数に対して、ホスピスのベッド数は少なく、ホスピスを希望していても入りにくい点

在宅診療を行ってる診療所の数は全国1位であるが、在宅での看取り数は全国平均より下回っていること

普段は目にすることのない実態のデータは、大いに参考になるのではないかと思います。

次に、在宅診療に関するアンケート結果を見ました。

長崎市にお住まいの方を対象にしたアンケートです。

在宅診療を受けたい と希望される人は全体の40~50%

内閣府が出した全国での希望数は60%近く。

全国の平均と比べると、長崎の結果はズレがあるようです。

何がネックなのか

どういった不安があるのか

アンケート結果を見ながら、ご自身はどうだろうと考えている方が多く見受けられました。

今回は、医療の実態が分かるデータが多く、これから先どうしたらいいのかと考える回となりました。

病気になったとき、老後になったらという大きなくくりではなく、

病気になったときに認知症がなかったら どこへ

病気になったときに認知症があったら  どこへ

などもう少し具体的に、治療や療養先を考えてみてください。

そのために、大切なことは、自分の意志を明確にし、明確に残すことです。

まずは、ご自身の意志・価値観を明確にするために、今までの人生の価値観を書いてみると分かりやすくなります。

病院で過ごす

ホスピスで過ごす

家で過ごす

施設で過ごす

どれも正解です。

ご自身の大切にしたいもの、価値観にあった場所はどこか、で選んでいけるといいですね。

価値観が明確になったら、ご自身が判断できなくなったときに代わりに判断をしてくれる

家族・友人と共有してみてはいかがでしょうか。

もしもの時が来たときに、ご自身の要望をはっきりと医療側に伝え、納得のいく医療が受けられるように、このお正月を使って考えてみてください。

 

今回の講座内容は、3月に特別養護老人ホームかがやきにて、リピート講演をいたします。

参加希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

次回は、2月に開催予定です。

テーマは、1年を通して・・・リビングウィル。アドバンスディレクティブを書きましょう。 です。

お楽しみに!

お問い合わせ先:ふらっと・ほすぴす希望のひかり 担当 中尾

        TEL:095-801-6670

        kibounohikari@hhp-nakao.jp


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