平成29年12月1日(金)ふらっと・ほすぴす希望のひかりにて「中尾勘一郎の緩和塾」を開催いたしました!
今回のテーマは、呼吸苦・腹水・浮腫はキビシイ・難しい です。
療養の中で、呼吸苦・腹水・浮腫は、いかに辛くなくするのかが課題です。
呼吸苦のテーマに合わせまして、呼吸器専門の作業療法士、理学療法士の方に多くお集まりいただきました。
医師、呼吸器の医師、看護師、薬剤師といった職種の方が参加されました。
薬や点滴の調整だけでなく、
どうやったら楽な呼吸が出来るか、ご本人だけでなくご家族にも指導することで、変わってきたケースなど、それぞれの実感からお話しいただきました。
また、よく使われる薬にはどういった狙いがある薬なのか、
薬学的観点からの補足も多く入りました。
呼吸苦をいかに軽減するかには、様々なアプローチが必要であるという事が再確認されました。
腹水のテーマでは、薬物療法や在宅での腹水穿刺について討論しました。
腹水がある状態でも、上手く穿刺や薬を使うことで、
日常生活を普通に過ごされている例などを使って、どのような対処があるのか考えました。
最後の浮腫のテーマでは、リハビリや普段からのケアの重要性について考えました。
浮腫と言っても、水分が多いタイプの浮腫やそうでないタイプの浮腫などによって、
ケアを変えていくべきであり、そういった場合にはどのようなケアやマッサージがいいのか、という具体的な話でした。
中尾勘一郎の緩和塾は、より良い医療を提供するために、
在宅臨床ケアについて勉強しています。
次回の開催は年明けの予定です。
テーマは、緩和的コミュニケーションを考える。
日程は続報をお待ちください。お楽しみに!